体育教育推進校
東大和市立
第四中学校
東大和市立第四中学校は、体育健康教育推進校に選定され、ICTを活用した保健体育の授業に取り組んでいます。その中で、ポラールのGPSウォッチPolar Pacerを導入し、心拍数をベースにした保健体育授業を行っています。
1. Polar を活用いただいているチーム名を教えてください。
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東大和市立第四中学校の2、3年生の全クラスで使用しています。今後、1年生も長距離走から導入していきます。部活動では、サッカー部や陸上競技部でも活用しています。
2. どのようにPolar のデバイス・サービスをご活用されているか教えてください。
陸上競技では、長距離走、走り幅跳びで活用しています。
ラップタイム・心拍数・走行距離・経過時間の活用に役立てています。
また、走行距離をペア学習する時に、アナログ式でも記録している際に、PacerのGPSで記録された実際の距離も有効活用しています。
その他、水泳やスキー実習でも活用方法を探りました。
部活動ではサッカー部や陸上競技部で運動強度を調整するために活用しています。
心拍数の増減や、回復にかかる時間、消費カロリーに注目が集まり、生徒は新たな発見があるようです。
3. Polar のデバイス・サービスを導入して頂いたきっかけ・理由を教えてください。
まず、体育健康教育推進校に指定された際に、心拍センサーを取り入れた授業をしようという事になりました。そこから、教育現場での先行研究で最も多く挙げられているポラールがいいのではないかと、導入に至りました。
また、校内のWi-Fi環境や学校で使用しているデバイスの関係、校庭で使用したいというということもあり、GPSの入ったPacerを選びました。Pacerには、他のウェアラブル端末と比べ、シンプルで、学校体育でも十分に活用することが出来る点も決め手でした。
4. Polar のデバイス・サービスを活用しての感想と感じている効果・利点を教えてください。
Pacerを授業などで使用し始めて2年目になったのですが、子どもたちが「ケイデンスって何だろう?」のように、モニターに映る項目から疑問が出たときに自分で調べるなど、子どもたちの学びが深まっているように思います。
また計算が苦手な生徒や学習につまずきがある生徒が、ペア学習やグループ学習で置いていかれない、個別最適な学びが出来るというのが一番大きいかと思います。
運動強度の調整ができて保健室の使用が少なくなったのも大きいです。以前は、貧血や具合が悪くなる生徒が多く、特にコロナで運動が出来なかった期間があった子は、ペース配分が上手くいかなかったり、回復に時間がかかったりということが多くありましたが、いまはほとんど見られません。
5. 実際に使用されている方(生徒)からの評判はいかがですか?
「つけただけで楽しい!」「スタートラインですでにワクワクする!」などの声をよく聞きます。
IT機器を利用した授業は子どもたちのやる気向上にも繋がるんだなと思いました。
また心拍数が分かることに関して、自身の数値の変化に気づいたり、自身の課題発見にもつながり、自主的に課題を把握&改善につながっているようです。
6. 今後更にどのように活用していきたいと考えていますか?
球技の単元でもGPSを上手く活用して、ポジション別の走行距離の違いや心拍ゾーンについて分析したり、運動量の違いを把握し、自身で課題を見つけることに繋がればと考えています。
ただ、接触が生じる単元でもあるので、安全に使用できるような方法を考えていく必要があると思っています。