安全運行管理ソリューション
ロジスティード
株式会社
「SSCV-Safety」はドライバーの体調と運行を見守り、漫然運転事故につながる危険要因を検知し、事故を未然に防ぐことを目的とした安全運行管理ソリューションです。
ドライバーの運行前後および運行中の生体データと、ドライブレコーダや車両の挙動などから取得した運転データをAIで分析し、産官学連携により開発した事故リスク予測アルゴリズムとテクノロジーを組みあわせ、ドライバー自身では気づきにくい「疲労」や「ストレス」を可視化・通知することで事故リスクを事前に予測できます。
1. Polar を活用いただいているプログラム名を教えてください。
トラック、バス、タクシー、その他業務用車両などを運転するドライバーの運転中の体調変化検出です。
2. 実際にどのようにPolar のデバイス・サービスを活用していますか?
運転中の経時的且つ客観的な疲労測定の為にPolarデバイスを活用し、自律神経分析の結果、疲労が高まっている際にドライバーへアラートを発報し、事故を起こしてしまう前に休憩を促す目的で使用しています。
3. . Polar のデバイス・サービスを導入して頂いたきっかけ・理由を教えてください。
ロジスティードでは体調起因による漫然運転事故を防ぐ目的で車両に乗車する前にドライバーの体調測定をして、定量的に乗務に資する体調であるかどうかを確認していますが、乗務中の体調急変があった際にはドライバーのみならず第三者に影響を与えてしまう事故となる可能性があります。この為、乗務中の体調変化を検知する目的で心拍情報の精度が高く且つ運用負荷の低いデバイスを探していたところ、Polarデバイスを知り、1年に渡る検証の結果、運用に耐えうると判断しました。
4. Polar のデバイス・サービスを活用しての感想と感じている効果・利点を教えてください。
軽量且つ、充電スピードの速さ、充電の持ち、バンド部が洗える点が挙げられます。バンド型の装着やスマートな運用が使用者の負荷を低減させている他、心拍間隔情報のデータ解像度が自律神経分析に耐えうる100Hz以上を満たしている点などがメリットであると思います。
5.実際に使用されている利用者からの評判はいかがですか?
ドライバーからは汗をかいた際に痒くなる、荷積み・荷卸し時にぶつけたりするのが気になるといった意見もありますが、体調起因事故防止の取り組みの一環である事を丁寧に伝達し、概ね良好な意見となっています。
6.今後更にどのように活用していきたいと考えていますか?
ドライバーだけでなくフィールドワーカー全般の体調およびその変化の見える化、アラートの発報による異常の検出がもとめられています。Polarの場合アスリート用に作られていることもあり、ベースとなっている測定精度は一定レベルをクリアしている認識であり、今度活用範囲を増やすことが出来ないか継続検討していきます。